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以前上げたTFPHB最終回後の音波妄想のメモが途中保存されてたので一生懸命続きを書いた。意図せずに誰かとネタが被ってたら誰か注意してください。

ハッピーエンド!!
ほんのりスタ音

※相変わらずのクソ作文。
※TFPHBのネタバレを含みます。
※PR発表前の妄想なのでライジングは来ません。



拍手[1回]




その後の参謀達の妄想

ショックウェーブがスペースブリッジの構築に成功した。
サイバートロン星のあらゆる場所から資材をかき集め、かつてのディセプティコン基地で
製作したスペースブリッジを2ヶ所で同時に起動し次元歪曲を生じさせることによって異次元世界へのルートを開くことが目的だ。証明実験もそこそこに俺は地球へ向かった。
サウンドウェーブを奪還するために。

サウンドウェーブの居る座標はすぐ目星がついた。メガトロンの隣以外に彼の居場所はない。
メガトロンの遺骸は深い深い海の底にあった。
命の宿っていない体は、しかし墜落の衝撃にあってもその原型をしっかりと留めて残酷な現実を俺に突きつけた。
もうただの残骸でしかないそれに縋る事は何の意味もないが、その傍らに儚げにうずくまるサウンドウェーブの姿が透けて見えるようだった。
衛星を経由して星にいる同胞に通信を送る。開いた二つの光の渦から、俺は引き摺るようにして情報参謀を連れ戻した。

長い悪夢からすっかり目覚め、星に帰ってもサウンドウェーブは相変わらず何の感想も漏らさなかった、といっても虚ろで随分無気力な様子は口以外の何もかもがすっかり閉じてしまったみいな印象だ。
思わずショックウェーブが咎めたくらいに。「そろそろ理論的に戻れ」と。
するとサウンドウェーブはその場にうずくまって固まった。
全て拒絶する機体にショックウェーブが溜め息を吐いてその場を去るのを俺は見送った。

全てを拒絶して、心を殺してるんだろ?
でも主に命じられなきゃ、お前は自分で死ぬこともままならない。
「なんでそんな美しい心を持っちまったんだ、ディセプティコンの癖に」
俺はオブジェみたいな奴の後ろから腕を通して胴体を抱き締めると、そのまま力を入れてよっこらせと持ち上げた。
無人の廊下を過ぎ、様々な残骸の中を行くと、やがて瓦礫が途切れて空が覗く。
セイバートロン星の黄昏だ。
スタースクリームはおっかな気もなく中空へ突き出した鉄板…かつての基地の床だか天井だか…の先端にサウンドウェーブを下ろし、自分もその隣に腰を降ろした。
「何となく、わかってるぜ」
ウン万年前から憎たらしいほど何も変わってない空の景色に目を細める。
「現場に居たってなあ…俺達だって、なーんも出来なかった。」
胡座をかいて頬杖をつきながら隣の横顔を眺める。硝子質の画面が光を反射する、そこに移るのは底冷えのする真っ黒な後悔だ。

あの時そこに居たんだろ?全部傍で見てたんだろ?そんで人生を掛けて守るべきだった物を、事を、全部逃がした自分の失態を呪いまくってるんだろ。
「俺だってやっと見つけたものだった。誠心誠意誓ったんだ、まだくれてやるものが、いくつもあったってのに…」

「でも守るものならまだある、そうだろ、なぁサウンドウェーブ。お前を助けに行ったとき、俺はそう感じたぜ」
「《守るもの》」
「ん…?何だよ、やっと反応する気になったのか」
密着していたサウンドウェーブの両膝と胸とがゆっくりと離れて画面がこちらに振れた、
しばらくの間じっと見つめられたので問いかけに答えてやる。
「俺らがマスターの意志を継ぐには、アンタが必要だ・・・サウンドウェーブ」
「《まだ》《必要》」
「そうだよわかったかよ!!あー…俺に柄にもねぇ事ばっか言わせやがって、この埋め合わせはきっちりつけてもらうから覚悟しとけよ!」
「《柄にもねぇ》」
「朝までパーっと飲み明かそうぜ!!!エネルゴンなら今ならいくらでも沸き出してるからよ!」
問答無用でサウンドウェーブを立ち上がらせ、掴んだ腕をぐいぐい引っ張って空中へ飛び降りた。
地面すれすれでトランスフォームして急上昇すれば、黒い細身のジェットがしっかり後をついてくるのが見えた。
躍り出た空の色はすっかり夜になっちまっていたが心は穏やかで、久方ぶりに見る星は綺麗だった。
相方の目にもそう映っただろうか。



「貴様ら、今までどこで何をしていた…」
「あ~~!しょっくうぇーぶらー!」
「《ぇーらっらっらー!》」
「サウンドウェーブ、お前も酔っているのか」
「《サウンサウン》」
「ちょーっろ飲みすぎちゃったーへへっ♪」
「…エネルゴンプールに浸かったのか…。」
「泳ぎまくって体中べとべとだよなー☆」
「《なー☆》《へへっ♪》」
「ショック…」
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プロフィール
HN:
黒幕(くろまく)
性別:
女性
自己紹介:
音波さん大好き。
Pメガ様がムチムチすぎて女の子に見える。
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